2016年04月22日
2015年01月09日
インプラントを利用した総義歯の安定
今回は、インプラントを利用して総義歯を安定させる方法をご紹介いたします。
総義歯(とくに下顎)はなかなか安定させることが難しく、すぐ外れてしまう、痛くて噛めないというケースを経験することがあります。
総義歯は歯がない粘膜(歯茎)の上にただ乗っかた状態で義歯内面と粘膜との吸着によって安定させるように作ります。義歯の総面積がいかに吸着を得られるかという要素の1つになるのですが、とくに下顎の場合はU字型で総面積も上顎に比較して広くありません。そのため、良好な吸着が得られ、安定して咀嚼できるケースは限られてしまいます。
そこで、インプラントを利用して総義歯を安定させる「インプラントオーバーデンチャー」という治療法があります。
インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントを2本以上埋入し、そのインプラントを支台として総義歯を固定することによって、義歯が浮き上がったり、横揺れしたりすることを防ぎ、安定して噛むことができるようになる義歯のことです。
上下顎総義歯でしたが、上顎は通常の義歯を再作製し、下顎にインプラントオーバーデンチャーを作製しました。

両側下顎犬歯部に2本インプラントを埋入し、上部に「ケラターアタッチメント」といわれる義歯を留める装置を装着します。

「ケラターオーバーデンチャーアタッチメント」
下顎の義歯はカチッとはまって動きません。浮かず動かず噛みやすい。患者さんの主訴を改善することができました。
この方法は、どなたにでも適用することはできません。インプラントが可能な条件を満たしていなければ、施術することができませんので、診査が必要となります。
総義歯(とくに下顎)はなかなか安定させることが難しく、すぐ外れてしまう、痛くて噛めないというケースを経験することがあります。
総義歯は歯がない粘膜(歯茎)の上にただ乗っかた状態で義歯内面と粘膜との吸着によって安定させるように作ります。義歯の総面積がいかに吸着を得られるかという要素の1つになるのですが、とくに下顎の場合はU字型で総面積も上顎に比較して広くありません。そのため、良好な吸着が得られ、安定して咀嚼できるケースは限られてしまいます。
そこで、インプラントを利用して総義歯を安定させる「インプラントオーバーデンチャー」という治療法があります。
インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントを2本以上埋入し、そのインプラントを支台として総義歯を固定することによって、義歯が浮き上がったり、横揺れしたりすることを防ぎ、安定して噛むことができるようになる義歯のことです。
上下顎総義歯でしたが、上顎は通常の義歯を再作製し、下顎にインプラントオーバーデンチャーを作製しました。
両側下顎犬歯部に2本インプラントを埋入し、上部に「ケラターアタッチメント」といわれる義歯を留める装置を装着します。

「ケラターオーバーデンチャーアタッチメント」
下顎の義歯はカチッとはまって動きません。浮かず動かず噛みやすい。患者さんの主訴を改善することができました。
この方法は、どなたにでも適用することはできません。インプラントが可能な条件を満たしていなければ、施術することができませんので、診査が必要となります。